【病院向け】SPD契約の見直しポイント6選|材料費を下げる契約書チェックリスト
SPD契約は見直すべき|病院が不利になっているケースが多い理由
各病院のSPD(物流・材料管理)契約書を確認すると、
👉 病院側が不利な内容になっているケースが非常に多い
のが実態です。
その理由はシンプルで、
- 業者提示の契約書をベースにしている
- 長年見直されていない
- 実務に即していない
という構造にあります。
その結果、
👉 材料価格を交渉しても効果が出ない
という事態が起こります。
本記事では、SPD契約で必ず押さえるべきポイントを解説します。
SPD契約で見直すべき6つの重要ポイント
① 倉庫の場所と在庫管理の明確化
契約書で意外と曖昧なのが、
- 院内倉庫か院外倉庫か
- 在庫管理の責任範囲
です。
これが不明確だと、
👉 在庫管理が形骸化し、実質的な“無法状態”になるリスク
があります。
特に院外倉庫の場合は、
👉 棚卸のルールとセットで明記することが必須です。
② 物流業務と購買業務の分離
これは極めて重要です。
物流と購買が一体化していると、
👉 材料価格に物流コストが上乗せされる
構造になります。
その結果、
- 適正な価格比較ができない
- 価格交渉が機能しない
👉 コスト削減が構造的に不可能になる
ため、
👉 物流と購買は必ず分離することが必要です
③ 償還価格改定への対応と削減目標の設定
診療材料は償還価格改定の影響を受けます。
そのため契約書には、
- 改定時の価格スライド
- 削減目標
を明記すべきです。
これにより、
👉 SPD業者にコスト削減の責任を持たせることができる
ようになります。
逆にこれがないと、
👉 単なる伝票処理業者になりやすい
点に注意が必要です。
④ 棚卸と定数見直しの頻度明示
棚卸・定数管理は、
👉 「やること」より「いつやるか」が重要
です。
契約書に
- 棚卸の回数
- 定数見直しの頻度
が明記されていないと、
👉 実務上はほぼ実施されなくなる
傾向があります。
特に定数は、
👉 現場の要望で過剰在庫になりやすいため要注意です。
⑤ 預託品の期限切れ・契約終了時の取り扱い
見落とされがちな重要ポイントです。
以下を必ず契約に入れるべきです。
- 期限切迫品の事前通知
- 返品努力
- 転売努力
これがないと、
👉 期限切れ材料を病院が買い取るリスク
が発生します。
⑥ 医事請求との突合(請求漏れ防止)
多くのSPDでは、
- 保険請求可否のマーキング
までは行われていますが、
👉 医事データとの突合まで実施している病院は少ない
のが実態です。
しかし、
- 請求漏れ
- 月跨ぎ処理
が発生すると、
👉 収益に直接影響(P/L悪化)
します。
そのため、
👉 当月内請求のルール化と突合チェックは必須です
SPD契約を見直さないと起こる問題
契約が曖昧なままだと、
- 材料価格交渉の効果が出ない
- SPD業者主導の運用になる
- 不透明なコストが発生する
結果として、
👉 「メーカーにもSPDにも有利な病院」になってしまう
リスクがあります。
複数ディーラー契約は特に注意
循環器や整形などでは、
- 医師との関係性
- ディーラー依存
が強くなりがちです。
その結果、
👉 不要なコストが紛れ込みやすい
例えば、
- オペ立会費用が材料価格に上乗せされる
といったケースは珍しくありません。
まとめ|SPD契約は「運用」ではなく「契約」で決まる
材料費の削減は、
👉 契約で8割決まる
と言っても過言ではありません。
重要なのは、
- 契約書にルールを明記する
- 検証の仕組みを組み込む
- 定期的に見直す
ことです。
最後に|見直しのきっかけを契約で作る
棚卸や定数見直し、セルフモニタリングなどは、
👉 契約に入れて初めて動く仕組みになります
確かに業務は増えますが、
👉 見直しの機会を強制的に作ることができる
点が重要です。


