【病院のコスト削減】清掃委託契約の見直しポイント|仕様変更で年間数百万円削減も
清掃委託契約は見直すべき|“気づかないコスト”が積み上がる領域
委託契約の中でも、
👉 **じわじわ効いてくるコストが「清掃委託費」**です。
一見すると大きな削減余地がないように見えますが、
👉 仕様を見直すだけで年間数百万円の差が出ることもある
典型的な領域です。
しかし実際には、
- 長年同じ仕様のまま
- 委託業者任せ
- 他院比較がない
という理由で、
👉 過剰仕様に気づいていないケースが多いのが実態です。
清掃ロボットは万能ではない
近年は清掃ロボットの導入も進んでいますが、
- 病棟では一定の効果あり
- 外来では障害物・人の往来が多く導入困難
という現実があります。
👉 **コスト削減の本丸はロボットではなく「仕様見直し」**です。
清掃コストは「人工(人員)」で決まる
清掃委託費の大部分は、
👉 人件費(人工)で構成されています。
そのため重要なのは、
👉 作業回数・配置体制の見直し
です。
見直すべき清掃仕様のポイント
① 清掃頻度と配置日数(365日かどうか)
清掃契約では、
- 週何回清掃するか
- 何人体制か
が細かく設定されていますが、
👉 **見落とされがちなのが「年間配置日数」**です。
- 365日体制
- 日曜除く
- 土日除く
この違いだけで、
👉 コストは大きく変わります。
例えば、
👉 日曜を縮小体制にするだけでも削減効果あり
です。
② 病棟清掃は毎日必要か
「病棟は毎日清掃が必要」という前提も、
👉 本当に妥当か再検証が必要
です。
これは、
- 清掃品質を落とす
- 職員に負担を押し付ける
という話ではなく、
👉 適正な頻度への見直し
という視点が重要です。
③ 外来トイレの構造と清掃回数
トイレ清掃は、
👉 面積と利用頻度で工数が決まります。
- 狭い → 利用頻度が高く回数増
- 広い → 回数を抑えられる
👉 自院の構造を客観的に把握することが重要です。
④ ごみ庫の大きさと清掃コスト
見落とされがちですが、
👉 ごみ庫の大きさはコストに直結します。
- 大きい → 貯留可能 → 回数減
- 小さい → すぐ満杯 → 回数増
結果として、
👉 清掃回数・廃棄物回収回数に影響
します。
👉 設計段階から重要なポイントです。
⑤ 立地・環境条件による差
例:
- 海沿い → ガラス清掃頻度増
- 駐車場の有無 → 清掃範囲増
👉 環境条件に応じた仕様になっているか確認が必要です。
設備保守契約との共通点
清掃に限らず、
👉 設備保守も「法定点検以上にやりすぎている」ケースがある
ため、
👉 仕様と実態の乖離を確認する視点が重要です。
(例:エレベーター保守の過剰契約など)
なぜ清掃コストは削減されないのか
理由はシンプルです。
👉 「仕様がブラックボックス化している」
- 長年変更されていない
- 他院比較がない
- 現場任せ
その結果、
👉 過剰仕様が常態化する
構造になります。
仕様見直しが最も重要な理由
清掃委託では、
- 人工単価交渉
- 利益率交渉
も可能ですが、
👉 ハードルが高い
一方で、
👉 仕様見直しは確実に効く
施策です。
他院比較が不可欠
1施設だけ見ていても、
👉 過剰かどうかは判断できません
しかし、
👉 他院と比較すると
- 回数
- 人数
- 範囲
の違いが明確になります。
👉 ベンチマークが最大の武器です。
まとめ|清掃委託は仕様でコストが決まる
清掃委託費は、
👉 仕様でほぼ決まるコストです。
重要なのは、
- 清掃頻度の適正化
- 配置体制の見直し
- 構造との整合性
- 他院比較
です。
最後に|まずやるべきこと
まずはここからです。
👉 現在の清掃仕様を把握する
- 清掃回数
- 配置人数
- 年間稼働日数
👉 これを把握するだけでも、
👉 見直し余地が見えてきます
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