ユニフォーム契約のミソ

これから、リネンやカーテン、ユニフォーム契約の留意点やミソとなる部分についてまとめたい。契約書や仕様書はとても複雑で、業者によって形式も違うため、なかなか比較をすることが難しい。その中でも気をつけなければならないポイントはたくさんあるので、気をつけてコスト管理を行いたい。

・リース➕クリーニング、クリーニングのみ?

まずは契約対象による。そのクリーニングが病院所有なのか、リースなのかの区別が必要。

・職員への貸与枚数 1人2〜3セット

続いて重要であるのが職員への貸与枚数だ。これが各病院でかなり異なる。棚から自由に取っていってください、という方式や1人5セットなど数が多いと、当然コストは割高になる。無記名の予備ユニフォームを少し設けることで実際は、セット数が少なくて済むはずなのだ。

・破損、紛失時費用

破損、紛失時に高い価格を請求されるなど法外な請求となっていないかも確認したい。

・サイズ変更費用

サイズ変更時に費用がかかる設定となっていることもあるので、料金体系を確認したい。

・在庫保管費

在庫の保管のために費用が取られていることもある。注意したい。

・更新頻度

5年くらいを耐用年数としているが更新頻度が短いと償却もできずに費用が割高となる。

・契約年数

固定化して長すぎてもいけないが、短期すぎてもコストへ高く跳ね返る。

・初期導入費用と2年目金額

競合の際には、初期投資が安価でも2年目以降の金額で高く設定されているケースがあるので注意が必要。メーカーが機械のイニシャルでは元が取れずランニングに転嫁しているのと同じ。

・人員配置

かなりの大規模病院でないとないと思われるが洗濯仕分け、納品の委託会社職員が常駐しているケースもある。当然、コストへ大きく跳ね返る。

このように、ひとつの委託契約でもチェックポイントを踏まえて交渉しなければ、適切な契約や適切な業者選定が難しくなる。

高いか安いかの施設比較は、1職員あたりの洗濯単価を出すことにより比較可能だ。高いとなったときには、上記の留意点を見直す必要がある。

また改めて委託契約シリーズで記載する。

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