複合機の価格交渉
実は、今までの品質を変えずにコスト削減が行えるのが、複合機の価格交渉だ。どの業界にも通ずるし、病院であれば事務の専売特許たるもので、他の材料などと違って、あれこれ他職種に言われることなく削減が行える領域だ。
いや、うちはペーパーレスにこだわっている、カラー禁止というところもあるだろうが、もちろんそれも重要なことで、合わせ技により、大きな削減を行えることになる。なかなか紙を一枚も使わない、プリンターだけにするというのも困難だろう。
複合機には、もちろん機械本体のイニシャルと印刷料金のランニングがある。
機械をメーカー統一することでイニシャルの価格削減もできるが、契約状態が機器によって異なるとなるとなかなか難しいだろう。リース契約のところも多い。イニシャルもCTなどと同じように、適正な価格帯はある。
印刷料金も白黒、カラーとあるがメーカーによっては、モノカラーという限られた色でカラーのように出す設定もメーカーに言えばできることもある。
そして、1枚いくらという単価設定の交渉が肝心だ。複合機の販売も、地域に根ざした代理店が行っていることがあり、意外に高値だったりする。そして、多くの企業でなかなか再交渉は行われないので、ずっとその価格が適用されることになる。そもそも着目点として、印刷料金に目を当て見直すことが重要、というわけだ。
1枚あたりの単価は、コンサルの領域に引っかかるので言わないが、レンジがある。白黒料金、カラー料金それぞれにレンジがあり、白黒:カラーの割合にも黄金律があるのだ。それに照らして交渉すれば、ひとつのベンチマークとなる。
最低料金の見直しも合わせて行う必要がある。これはあまり使うことのないよう、最低料金の枚数のバーを下げることが重要だ。
◯枚以上はいくらという枚数に応じた料金設定もメーカー、代理店側がしてくることがある。複雑な料金体系はない方が良い。
以上のように、いくつかのチェックポイントをもって価格交渉できる。
自院の複合機の印刷料金はカラー1枚いくらで、白黒は1枚いくらですか?